~沖縄クライスラー有限会社 サービスアドバイザー 新垣貴浩さん
■沖縄クライスラー有限会社
那覇市内から国道58号線を北上。浦添市に入り、キャンプ・キンザーの敷地にさしかかると、間もなく右手にピカピカに磨かれたジープたちが見えてくる。沖縄クライスラー有限会社のショールームだ。
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戦後の沖縄。創業者で現社長の新垣実さんが当時の駐留アメリカ軍からキャデラックやマスタングなどを仕入れ、それらを自分で整備して販売を始めたのは今から36年前。以来、ベンツ、ローバーなど輸入車の販売・修理・メンテナンス事業を広く取り扱って実績と信頼を重ねてきた。現在では主にプジョーを取り扱う有限会社丸貴(まるき)とクライスラージープを取り扱う沖縄クライスラー有限会社のペア会社に成長。16名の社員は皆、笑顔と丁寧な対応が印象的。沖縄県内の外車ユーザーから最も頼りにされるプロ集団のひとつだ。
■「約束は、約束。」
その沖縄クライスラーで働くサービスアドバイザーの新垣貴浩さん(26歳)。フロント、相談対応、納車などの接客業務全般を実に丁寧にこなしていく。
新垣さんは那覇市内の高校を卒業後、ニュージーランドのパーマストン・ノースに2年間の語学留学。帰国後は専門学校でアドミニストレーション全般を学び、22歳で入社した。
新垣さんは幼いころから社長である父の仕事ぶりを見て育ったという。新垣さんの持つ父の印象は、「車の整備技術と技術者の良心を軸に、沖縄で誠実なセールス展開をしてきた。」というもの。その父の姿は、新垣さん自身のその誠実な仕事にも深く影響しているようだ。

ジープの修理を依頼されたお客さんへの新垣さんの対応。修理のためにメーカーに発注した部品が納車前夜になっても自社整備工場に届かない。そこで、翌朝5時に運輸会社の倉庫に自分で部品を取りに行き、整備士たちの(早朝出社の)協力を得て約束の納車日に間に合わせたこともあった。
「約束は約束ですから。守らないと。」と新垣さん。約束を交わした当事者同士がその約束の履行について比較的包容力をもつのが沖縄のいいところでもあるが、こんな対応をしてもらうと、やはり「信頼」の2文字が浮かんでくる。
■大切なのは「体感」すること。
新垣さんの車選びのポリシーは「試乗・体感」。
「車を選ぶときはまず試乗してみることだと思います。空想してもダメです。実際に乗ってみて、そして自分が沖縄の風景の中で好きな車を運転している時間とその価値を体感することが一番大切です。」
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「個人的には沖縄にはラングラー・ジープが一番似合うと思いますよ。沖縄は暑い土地ですが、だからといってエアコンに頼るのではなく、逆にオープンにして自然の風を受けてみるという発想も悪くないですから。」
■沖縄のJeep。
「自分は今後も親父が創ったこの会社で車と関わって生きていくと思います。但し、ジープを使って何か新しい展開はしてみたいですね。」
新垣さんがそう言う理由。どうやら2年前、カリフォルニアで開催された「ルビコン・トレイル」に参加して受けた影響らしい。「ルビコン・トレイル」はアメリカのクライスラー本社が世界の優良販売店・ディーラーを招待して行う試乗イベント。新垣さんもアメリカやヨーロッパからのディーラーたちと一緒にオープンのラングラー・ジープで道なき道を駆け抜け、夜は地元のジープファンと一緒にBBQ&ビールを楽しんだ貴重な体験だった。まさにアメリカの風景の中で大好きなジープと共にいる時間とその価値を体感したということだろう。

「自然保護には十分配慮しなければいけませんが、沖縄にも思う存分ジープを楽しめるトレイルがあってもいいと思っています。」
過去の戦争、基地問題、決していい話題ばかりではないが、やはりアメリカの香り漂う沖縄は魅力的だ。新垣さんが、沖縄とJeepの新しい関係をカタチにしていくことに期待したい。
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沖縄クライスラー有限会社
クライスラー・ジープ・ダッジ沖縄
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(写真提供:沖縄クライスラー 取材・文:大矢正史/沖縄ライフスタイル)