~沖縄海鮮問屋(有限会社鮮魚仲買マルエイ商事)
代表取締役社長 嘉数 博信さん
沖縄海鮮問屋の嘉数博信さんを尋ねたのは沖縄の梅雨明けが発表された6月17日の昼下がり。梅雨明け直後特有の気だるい空気の中、「おっしゃりたいことはわかりました。でも、私の『沖縄ライフスタイル』は、ここで話を聞くより現場を見て頂いた方がよくわかりますよ。」。その言葉に嘉数さんの何か懐の深い親切の意図を感じ、果たして翌朝3時40分、夜明け前の那覇漁連市場を再度訪ねた。
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沖縄の魚といえば、ブダイなど緑や赤のカラフルな魚が並んでいる写真をよく見かけるが、目に付いたのはトコロ狭しと並ぶマグロ、マグロ、マグロ。沖縄のマグロの水揚げがこんなに迫力があるものだったとは。。。
■創業35年の「目利き」
「沖縄がマグロの産地だということは、地元の人でもまだまだ認識が薄いと思いますね。」
那覇市出身の嘉数さんは8年前、沖縄の大手不動産会社から鮮魚卸商の世界に転身、現在は同社の社長を務める。創業35年続く鮮魚中卸の「目利き」を社長として受け継いだ嘉数さん。毎朝5時からのセリでは主に「色目・血合い・持ち身」を吟味する。
「鮮度と品質がいいものは色目や血合いの色でわかります。また、持ち身も重要です。身の粗いものは食べたときにパサパサします。身の細いものがもちもち感があって美味しいんですよ。」
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他の小型魚と違い、マグロのセリでは入札は「一発勝負」。それだけにセリでは皆真剣な表情でキロ当たりの金額を書き入れた札を掲げていく。
この日嘉数さんがセリ落としたのは中~小型の本マグロ、キハダマグロなど。鮮度が落ちないよう、早速台車で隣にあるマルエイ商事の直営店「沖縄海鮮問屋」に運び込む。
■沖縄のマグロ
沖縄のマグロは一年中安定して獲れるのと、比較的近海で獲れるために捕獲から水揚げまでの時間が短く、そのため鮮度がいいのが特徴だ。
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(写真:水揚げ直後。数人がかりで解体。)
漁獲高は全国の傾向と同様年々減ってきているそうだが、それゆえ、従来の県内外の沖縄マグロファンからの注文に加えて、本土からの注文が多くなってきているそうだ。セリの活気に圧倒されながら、沖縄マグロをもっと勉強して出直す必要性を感じていると、すっかり夜が明けてきた。
■今年も、まだまだ旬。
セリが終わり、コーヒーを飲んで一息つく嘉数さんはやや安堵した表情。
「例年だと沖縄のマグロのシーズンは3月下旬から6月いっぱい程度です。しかし、今年のような「うるう年」はマグロが獲れ始めるのが遅れる傾向があります。その分、今年の沖縄マグロは7月いっぱいまで旬の味が楽しめますよ。」
「特に本マグロはこの先まだまだお勧めです。」
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(嘉数さん。「沖縄のマグロを全国の人に味わって欲しい。」)
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有限会社鮮魚仲買マルエイ商事
・沖縄海鮮問屋 泊いゆまち店
場所:那覇泊港北岸から徒歩5分。「泊いゆまち」内 電話:098-863-4670
・沖縄鮮魚直送市場(HP)http://www.maruei-sengyo.co.jp/
・楽天市場店(HP)http://www.rakuten.co.jp/okinawasengyo
(取材・写真・文:大矢正史/沖縄ライフスタイル)