~マリンハウス・シーサー代表取締役 稲井日出司さん
■沖縄の海へ。
マリンハウス・シーサー。ダイビングに興味がある人なら一度はその名前を聞いたことがある沖縄最大のダイビングショップである。創設者で代表の稲井日出司さん(59歳)が沖縄に移り住んだのは今から33年前。長崎県佐世保市出身で自称「勉強嫌い」の稲井さんは東京の大学を中退し、当時趣味だった空手の修行のため沖縄にやってきた。「沖縄で空手師範の資格を取り、南米に渡って道場を開くつもりだった。」という稲井さん。しかし、沖縄の美しい海は、稲井さんを空手ではなくダイビングの世界に引きずり込んでいった。

■シンプルなこだわり。
稲井さんが沖縄に来た頃、ダイビングは「金のかかる遊び、敷居の高い遊び」だった。
当時は地元の漁船のチャーター料が高額で、たくさんのダイビング客を集めないとビジネスが成立しない。そこで稲井さんは自分で小さなボートを買い、乗船するダイバーの人数に限らず一律9,800円というサービスを始めた。また、ダイビング器材を自前で揃えると100万円近くする時代。ハワイでダイビングをしたお客さんから「海外の器材は安いよ。」という話を聞くと、早速沖縄に輸入して販売。ダイビングライセンスの取得にも数十万円が必要だったが、稲井さんは工夫を凝らして3万円台のライセンス取得コースも立ち上げた。
もちろん全てが上手くいったわけではない。時には大きな負債を抱えて東奔西走したこともあったが、何とか危機を乗り切り利益が出ると、その利益をシーサーの利用客のための新しい船、新しいサービスにつぎ込んでいった。
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「まず、自分が楽しむこと。次に、社員や家族が楽しむこと。お客さんは3番目かな?」
■海の総合力
稲井さんの自宅は発展を続ける那覇新都心のおもろまち。一日は早朝の散歩で始まり、その後朝食をとって出社。夜遅くまで仕事をすることが多いが、最近は週に3日は定時退社し、市内のフィットネスクラブに通うようにしている。
1つ目はダイビングの安全基準の整備。社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会の理事も勤める稲井さんは月に1回は上京し、経済産業省の協力を得てダイビング事業者の安全講習・検定制度や、スクーバ用タンクの15年の使用制限など、ダイビングの安全基準整備に取り組む。事故などの発生で、ダイビングが危険であるという誤った風評が拡がることを防止するためだ。これは、自分を育てたダイビング業界と沖縄への恩返しでもある。
2つ目は新店舗(サービス)の立ち上げ。現在シーサーは、新しいダイビングスタイルのサービス化に取り組んでいる。これもやはり、利用客の「もっと少人数でのんびりダイビングしたい。」「充実したランチや休憩の時間を過ごしたい。」「アフターダイビングのリラクゼーションが欲しい。」などの声を受けてのものだ。現在このサービス企画と平行して、専用の大型ボートを造船中だ。きっと上質なダイビングスタイルを満喫できるサービスを創り出すに違いない。
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そこまで話を伺うと、稲井さんから突然こんな言葉が飛び出した。
その稲井さんに引退後の人生計画を聞いてみた。
どうやら正確には引退ではなく、「転職」のようだ。

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沖縄ダイビング マリンハウス・シーサー
阿嘉島店・恩納店・ベリー瀬良垣店・ベリーカヌチャ店・海人商店ミハマ
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